51. 脱灰液として用いる酸には塩酸・ギ酸・硝酸・トリクロロ酢酸などがある
- 硫酸は組織損傷が強いため ,脱灰には用いられない
- 中性脱灰法にはEDTAが用いられる
52. elastica van Gieson染色標本

- 矢印部分 ( 弾性線維 ) を染色している色素はワイゲルト < Weigert > のレゾルシン・フクシン液である
- elastica van Gieson染色は弾性線維を黒紫色 , 膠原線維を酸性フクシンにより赤色 , 筋線維や赤血球をピクリン酸により黄色に染め分ける
- elastica van Gieson染色はワイゲルト < Weigert > のレゾルシン・フクシン液とワンギーソン液からなり ,ワンギーソン液はピクリン酸を含む
53. 組織内構造物-染色法
- 神経内分泌顆粒-Grimelius染色
- 胆汁色素-Gmelin法
- ヘモジデリン-Berlin blue染色
- メラニン色素-Masson-Fontana染色
- リポフスチン-Schmorl反応
- Congo red染色はアミロイドを橙赤色に染める
54. 肺病変部の染色標本

- Grocott染色されたAspergillusである
55. 免疫組織化学染色で核が陽性になるものにKi67やp53がある
- CD3・HER2は細胞膜が陽性となり ,CEAは細胞質または細胞膜に陽性を示す