56. 腹水細胞診のPapanicolaou染色標本とPAS反応標本

- 腺癌である
- 核が偏在しており ,核小体明瞭 ,細胞質に粘液を含んでおり ,細胞質内の粘液がPAS反応により赤紫色に染色されている
- PAS反応はグリコーゲンでも陽性となるため ,PAS反応陽性=粘液とはならず ,ジアスターゼ消化試験等をおこない粘液か否かの区別が必要である ( グリコーゲンはジアスターゼ消化試験で消失する )
57. 成人臓器の重量
- 心臓-200~300 g
- 右肺-約500 g
- 肝臓-1000~1200 g
- 脾臓-80~120 g
- 左腎-130~150 g ( 左右とも同じ )
58. 毒物及び劇物取締法
- キシレン-指定なし ( 政令により劇物に指定されている )
- エタノール-指定なし
- メタノール-劇物
- クロロホルム-劇物 ( 特定化学物質第2類物質にも該当 )
- ホルムアルデヒド-劇物 ( 特定化学物質第2類物質 )
59. 細胞周期でDNA合成がおこなわれるのはS期である
- 増殖する細胞はG1 → S → G2 → Mの周期を繰り返す
60. 自動血球計数器法で赤血球数偽低値 ,MCV偽高値 ,MCHC偽高値となるのは寒冷凝集素症である
- 寒冷凝集素症では赤血球凝集により上記の検査結果になりうる