66. 骨髄穿刺液のWright-Giemsa染色標本 ( No.12 A ) とペルオキシダーゼ染色標本 ( No.12 B )

- 芽球の増加がみられ ,ペルオキシダーゼ染色陽性の結果から急性骨髄性白血病が考えられる
- 骨髄中の細胞全体で芽球が30%以上を占めるものを“急性”白血病とし , ペルオキシダーゼ染色が陽性の芽球が3%以上で急性骨髄性白血病 , 3%未満で急性リンパ性白血病と分類する( FAB分類 )
67. 骨髄異形成症候群でみられるものに偽Pelger異常や低顆粒性好中球がある
68. Pneumocystis jiroveciiは真菌に分類されている
- Pneumocystis jiroveciiはニューモシスチス肺炎の原因となる
69. 喀痰のGram染色標本

- Gram染色において矢印で示されているガラス傷の様に抜けて見えるのは抗酸菌であり ,Mycobacterium tuberculosisなどが考えられる
- 抗酸菌の細胞壁に含まれるミコール酸は脂質を含んでいる為 , 水溶性色素の浸透性が悪く , Gram染色では染色されない
70. 嫌気性菌用分離培地として一般的に用いられるのは血液加ブルセラ寒天培地である