16. 急性心筋梗塞の心電図所見

- Ⅱ・Ⅲ・aVF誘導にST上昇と異常Q波を認めることから梗塞部位は下壁であると考えられる
梗塞部位 | 心電図所見 |
前壁中隔 | V1~V4誘導でST上昇 |
側壁 | Ⅰ ,aVL ,V5~V6誘導でST上昇 |
高位側壁 | Ⅰ ,aVL ,高位のV5~V6誘導でST上昇 |
下壁 | Ⅱ ,Ⅲ ,aVF誘導でST上昇 |
純後壁 | V1~V2誘導でR波増高 ,ST低下 ,陽性T波増高 |

好酸球
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17. 血管内皮機能検査として血流依存性血管拡張反応 < FMD > がある
- 加速度脈波 < APG > は末梢血液循環を示し ,指尖容積脈波 < DPG > は動脈硬化の評価 ,脈波伝播速度 < PWV > は動脈の硬さと伸展性の評価 ,足関節上腕血圧比 < ABI > は下肢動脈の閉塞や狭窄の程度を示す
18. 健常成人における呼吸運動とその調節
- 呼吸中枢は延髄に存在する
- 横隔膜の収縮により吸気が生じる
- 安静呼気は呼気筋の弛緩により生じる
- 動脈血酸素分圧の低下により換気は増加する
- 動脈血二酸化炭素分圧の上昇により換気は増加する
19. ガス希釈法や体プレチスモグラフ法による測定が必要な肺気量分画は機能的残気量である
20. 静肺コンプライアンスが上昇する疾患に肺気腫がある
- 拘束性換気障害 ( 肺線維症・神経筋疾患・脊柱側弯症など ) では静肺コンプライアンスは低下する
- 高度肥満により気道閉塞が起これば動肺コンプライアンスは低下する