56. 病理解剖
- 死因・病気の本態の解明や治療効果の判定を目的とする
- 医師以外でもおこなうことができる
- 希少症例であっても遺族の承諾は必要である
- 人口動態統計のための正確な情報が得られる
- 執刀者は厚生労働大臣が発行する死体解剖資格認定証が必要である
- 死体解剖資格認定証がない場合は ,保健所長の許可を受けなければならない
57. 健常成人の臓器重量
- 脳-1100~1300 g
- 心臓-200~300 g
- 肝臓-1000~1200 g
- 脾臓-80~120 g
- 副腎-約5 g
58. ホルムアルデヒド
- 発がん性がある
- 分子式はCH2Oである
- 酸化されるとギ酸になる
- 毒物及び劇物取締法の医薬用外劇物に指定されている
- 組織の固定には37 %水溶液が用いられる
- ホルムアルデヒドは労働安全衛生法の特定化学物質 , 第2類物質にも該当する
59. 鉄代謝
- 体内総鉄量は3~5 gである
- ヘム鉄は2価の鉄原子をもつ
- フェリチンは貯蔵鉄である
- 体内鉄の約25 %は貯蔵鉄として存在する
- 1日に吸収される鉄量は約1 mgである
60. 内因系凝固反応の開始に関わる因子として接触因子である第Ⅻ因子・第Ⅺ因子・高分子キニノゲン・プレカリクレインがある