6. 肝吸虫症の対策として川魚の生食をやめることやトイレで排便をおこなうことなどがある
- 肝吸虫症の感染はコイ科のモツゴなどの淡水魚 ( 第2中間宿主 ) の生食であり ,その虫卵は糞便中に排出される
- 川で水浴びをしないことはミヤイリガイ ( 第1中間宿主 ) から遊出したセルカリアが経皮感染する日本住血吸虫症などの対策となる
- 蚊帳に入って就寝することはハマダラカが媒介するマラリア感染の対策となる
- 熱処理の不十分な豚肉を食べないことはブタが第1中間宿主となる有鉤条虫の感染対策となる
7. 皮膚に付着していた虫体 ( 体長 2.5 mm ) の写真

- マダニの成虫である
- マダニが媒介する感染症の1つに重症熱性血小板減少症候群 ( SFTS ) がある
- 疥癬はヒゼンダニが ,ペストはノミが ,発疹チフスはシラミが ,ツツガムシ病はツツガムシが媒介する
8. 糞便検査で虫卵が検出されるものに日本住血吸虫やウエステルマン < Westerman > 肺吸虫がある
- 有棘顎口虫はヒト体内では成虫になれず産卵しない
- ビルハルツ < Bilharz > 住血吸虫の虫卵は尿中に排出される
- バンクロフト < Bancroft > 糸状虫は血管内にミクロフィラリアを生む
9. 遺伝子の変異原-人体への影響
- 放射線-白血病や甲状腺癌など
- 紫外線-皮膚癌
- ベンゾピレン-皮膚癌
- ニトロソ化合物-食道癌や胃癌など
- 活性酸素は発癌物質であるが ,臓器特異性はない
10. 遺伝子検査法-目的
- サザンブロット法-DNA断片の解析
- FISH法-欠失解析
- DNAマイクロアレイ法-網羅的遺伝子解析
- シークエンス解析法-変異解析
- マイクロサテライトDNA解析法-キメリズム解析
- ノーザンブロット法は特定の配列を有するRNA断片の検出法である