第64回 ( 2018年 ) AM31~AM35

臨床検査技師国家試験第64回 ( 2018年 )
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31. 2ポイントエンド法の反応タイムコース

  • 測光ポイントは5分と10分の2ポイントとする
  • 第1試薬分注後の吸光度上昇を認めていることから ,第1試薬と内因性物質との反応が生じた結果の偽陽性反応が考えられる

32. 全血を室温放置すると血中イオン化カルシウムが低下する

  • 全血を室温放置すると血中の炭酸ガスが抜け ,pHが上昇してアルブミンの荷電状態がマイナスとなり ,蛋白結合型カルシウムが増加するため血中イオン化カルシウムが減少する

33. 血糖測定用採血管に入っているNaFが阻害する酵素はエノラーゼである

  • 解糖系に関与する酵素 ( エノラーゼ ) をNaFで阻害することによって採血管内の血糖値の低下を防ぐ

34. 血糖コントロールの指標

  • HbA1cは貧血の影響を受ける
  • HbA1cは1~2カ月の平均血糖値を反映する
  • グリコアルブミンは肝硬変により低値となる
  • アルブミンはヘモグロビンより糖化速度が速い
  • 1 ,5-アンヒドログルシトールは高血糖で低値となる
    • 鉄欠乏性貧血では偽高値 ( 回復期では偽低値 ) となり , 溶血性貧血では偽低値となる

35. 遊離グリセロール濃度が5 mg / dlの血清を試料として , グリセロール非消去法でトリグリセライドを測定したところ200 mg / dlであった ( オレイン酸とグリセロールの分子量はそれぞれ282 , 92とする ) . この血清をグリセロール消去法で測定した場合のトリグリセライド値 [ mg / dl ] は約149 mg / dlとなる.

  • グリセロール非消去法-グリセロール消去法=遊離グリセロール由来のトリグリセライド  となり , トリグリセライドは1分子のグリセロールと3分子のオレイン酸からなる
  • それぞれの分子量からトリグリセライドの分子量は92+ ( 3×282 ) =938となる
  • 遊離グリセロール=遊離グリセロール由来のトリグリセライド× ( 92 / 938 )
  • 遊離グリセロール濃度の5 mg / dlを式に代入すると , 遊離グリセロール由来のトリグリセライド≒51 mg / dlとなり , グリセロール消去法の値は200-51=149 [ mg / dl ] となる
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