46. 透過型電子顕微鏡標本作製法と試薬の組み合わせ
- 固定-グルタルアルデヒドで前固定 , オスミウム酸で後固定
- 脱水-エタノール
- 置換-酸化プロピレン
- 包埋-エポキシ樹脂
- 電子染色-酢酸ウラン溶液 , クエン酸鉛溶液
47. 細胞学的検査法で乾燥固定をおこなう染色法としてGiemsa染色やペルオキシダーゼ染色などがある
48. ホルマリン
- 発がん性がある
- 遮光して保存する
- 毒物及び劇物取締法の医薬用外劇物である
- 酸化によりギ酸を生じる
- ホルマリン原液のpHは酸性 ( pH2.8~5.0 ) である
- ホルマリンは特定化学物質第2類物質にも該当する
49. 間質性肺炎の原因として薬剤 , 膠原病 , 放射線照射 , ウイルス感染などが挙げられる
- 肺動脈血栓塞栓症などの肺塞栓症が肺間質の線維化を伴うことは通常はない
50. 左心不全症例の肺の特殊染色標本

- Berlin blue染色である
- 血流の逆流停滞によりうっ血や肺出血が起こるとマクロファージが赤血球を貪食してヘモジデリン ( 3価鉄 ) が細胞内に蓄積し , これがBerlin blue染色で青色となる