41. レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ < LCAT > 反応の生成物はリゾレシチンとエステル型コレステロールである
- レシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ < LCAT > は遊離型コレステロールとレシチンからリゾレシチンとエステル型コレステロールの合成を触媒する
42. 細胞小器官-機能
- Golgi装置-蛋白質の修飾 , 分泌物の形成
- 滑面小胞体-脂質の合成やCa2+の貯蔵
- リボソーム-蛋白質合成の場
- ミトコンドリア-ATPの産生
- ペルオキシソーム-さまざまな物質の酸化反応に関与
43. 血中薬物濃度測定 < TDM > の対象となる薬物に抗不整脈薬 ( ジゴキシンなど ) ・免疫抑制薬 ( タクロリムスなど ) ・抗てんかん薬 ( カルバマゼピンなど ) ・アミノ配糖体抗菌薬 ( ゲンタマイシンなど ) などがある
- 抗凝固薬は血中薬物濃度測定 < TDM > の対象ではない
44. 尿中デオキシピリジノリン < DPD >
- 骨粗鬆症で高値を示す
- 女性は男性よりも高値を示す
- 悪性腫瘍の骨転移で高値を示す
- 健常者では成長期に高値を示す
- 原発性副甲状腺機能亢進症で高値を示す
45. 弾性線維の染色法としてorcein染色 ( 茶褐色 ) やelastica van Gieson染色 ( 黒紫色 ) などがある
- Berlin blue染色は3価鉄 , toluidine blue染色は酸性ムコ多糖類など , Masson trichrome染色は膠原繊維を染め分ける染色法である
46. 小脳のKluver-Barrera染色標本

- 矢印で示されるのはNissl小体 ( 顆粒 ) である
- Kluver-Barrera染色はクレシルバイオレットでNissl小体 ( 顆粒 ) を青紫色に染色し , ルクソールファストブルーで髄鞘を青色に染色する
47. 透過型電子顕微鏡標本作製
- ガラスナイフ-超薄切
- グリッドメッシュ-超薄切片を拾い上げる
- ダイヤモンドナイフ-超薄切
- toluidine blue染色液-目的細胞の確認
- テトランダー ( Tetrander ) 型ミクロトームは透過型電子顕微鏡標本作製には用いない
- テトランダー ( Tetrander ) 型ミクロトームは脳の大型切片の作製に適した滑走式ミクロトームである
48. Papanicolaou染色に用いられる色素にエオジンY ( 桃色 ) ・ビスマルクブラウン ( 茶色 ) ・オレンジG ( 橙色 ) ・ライトグリーン ( 緑色 ) ・ヘマトキシリン ( 紺色 ) がある
- クリスタル紫はグラム染色 , アゾカルミンGはAzan染色 , メチルグリーンはDNAの染色に用いられる
49. 萎縮を示す心臓のH-E染色標本

- 矢印で示されるのはリポフスチンである
- リポフスチンはシュモール反応陽性である
- 萎縮した心臓や肝臓に認められる場合は褐色萎縮と呼ばれる
50. 脳梗塞は融解壊死が主体となる
- 腎梗塞・肺梗塞・脾梗塞では凝固壊死が主体となる
画像の出典:臨床検査技師国家試験 第66回 午前 別冊