第62回 ( 2016年 ) PM81~PM100

臨床検査技師国家試験第62回 ( 2016年 )
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81. 免疫比ろう法は散乱光を測定する

  • 免疫比濁法は透過光を測定する

82. 梅毒血清反応がSTS陽性かつTPPA陰性の場合に考えられることは梅毒感染初期生物学的偽陽性である

  • 抗リン脂質抗体症候群は生物学的偽陽性の原因となる

83. X連鎖無γ-グロブリン血症患者の末梢血で数が極めて少ないのはB細胞である

  • X連鎖無γ-グロブリン血症では遺伝子異常によりB細胞の分化が障害される
  • X連鎖無γ-グロブリン血症はX連鎖劣性遺伝形式をとる遺伝子疾患である

84. 間接蛍光抗体法による抗核抗体検査の核材として主に用いられるのはHEp-2細胞である

85. 検査材料の取り扱い

  • 血清補体価 ( CH50 ) 測定用の血清は-20 ℃以下で保存する
  • 寒冷凝集反応用の血液は血清分離まで37 ℃に保つ
  • 直接クームス試験用の血液は検査直前まで37 ℃で保存する

86. 免疫電気泳動像

泳動像上部は写真 ,下部は沈降線の模式図を示している.

第62回午後問86画像
  • 矢印が示す沈降線に相当するのはトランスフェリンである

Prealb:プレアルブミン Alb:アルブミン α1-AT:α1-アンチトリプシン Hp:ハプトグロビン Tf:トランスフェリン Hx:ヘモペキシン

  • 各分画の主要な成分
プレアルブミン分画トランスサイレチン
アルブミン分画アルブミン
α1グロブリン分画α1-アンチトリプシンなど
α2グロブリン分画ハプトグロビンなど
βグロブリン分画トランスフェリン・補体など
γ-グロブリン分画IgG・IgA・IgM

87. 試験管法によるABO血液型検査・交差適合試験・不規則抗体検査などの判定の遠心条件は3400 rpm ,15秒である

88. 間接抗グロブリン試験のIgG感作血球による確認試験で凝集を認めなかった場合 ,洗浄操作が不十分であったと解釈できる

  • 洗浄操作が不十分であるとIgG蛋白が残存し ,抗グロブリン試薬が中和されるため間接抗グロブリン試験が偽陰性となる

89. 自己血輸血

  • 同種血の節約ができる
  • 同種免疫の防止ができる
  • 輸血後感染症の防止ができる
  • 輸血後GVHDの防止ができる
  • 他患者との血液バッグの取り違えが起こる可能性がある

90. インフォームド・コンセント

  • 同意は無条件で撤回できる
  • 患者の自己決定権の尊重が重要である
  • 臨床試験ではヘルシンキ宣言を遵守する
  • 判断能力が低い患者では家族等に説明し代諾を得る
  • 可能性の低い有害事象についても説明しなければならない

91. 近年の我が国の人口動態統計で ,母の年齢階級別出生率が最も高い年齢階級は30~34歳である

  • 2019年の人口動態統計の結果も同様である

92. 症例対照研究と比較したコホート研究の特徴

  • 費用や労力が大きい
  • 疾病発生の有無を追跡する
  • 寄与危険度を直接計算できる
  • まれな疾患の研究には不向きである
  • 相対危険度を直接計算できる

93. 精神保健

  • 措置入院は精神保健福祉法で規定されている
  • 措置入院は2名以上の精神保健指定医の診察により判定する
  • 薬物依存相談は保健所がおこなう精神保健活動に含まれる
  • 医療保護入院では保護者または扶養義務者の同意を必要とする
  • 精神保健福祉センターではアルコール中毒予防事業をおこなっている

94. 医療計画における5疾病で平成24年 ( 2012年 ) の見直しの際に追加となったのは精神疾患である

疾患事業
がん救急医療
糖尿病災害医療
急性心筋梗塞へき地医療
脳卒中周産期医療
精神疾患小児医療

95. 図の回路の増幅率 ( eo / ei )

第62回午後問95画像
  • この回路は負帰還増幅回路である
  • 増幅率 ( eo / ei ) は A / 1+Aβ で求められる

96. 臨床検査としてデジタル記録する場合 ,必要なサンプリング周波数が最も高いのは筋電図である

  • サンプリング周波数は 筋電図 > 心音図 > 心電図 > 脳波 > 脈波 の順に大きい

97. 停電時にコンピュータを接続運用するために有用なのはUPSである

  • OCRは光学式文字読取装置 ,RAIDは複数台のハードディスクを組み合わせて仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術 ,RS-232Cはシリアル通信規格 ,MODEMは変調復調装置である

98. 次のフローチャートを開始から終了まで実行したとき ,b の値は6である

第62回午後問98画像
  • 1巡目の終了時点でa=2 ,b=1 ,フィードバックされた2巡目の終了時点でa=3 ,b=2となり , 3巡目の判断記号のところでa=3 ,b=6となり ,a < 3を満たさないため終了となる

99. 容量10 mLの計量器具を検定交差が小さい順に並べるとホールピペット ( ±0.02ml ) < メスピペット ( ±0.05ml ) < メスシリンダー ( ±0.2ml ) となる

100. 光学顕微鏡

  • 焦点深度には個人差がある
  • 視野数は接眼レンズの視野絞りの直径を表した値である
  • 開口数が大きいほど分解能がよい
  • 油浸レンズは黒色のリングで識別する
  • コンデンサの位置は検査目的により調節する

画像の出典:臨床検査技師国家試験 第62回 午後 別冊

好酸球
好酸球

第63回 ( 2017年 ) の解説はこちら

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