第61回 ( 2015年 ) PM41~PM60

臨床検査技師国家試験第61回 ( 2015年 )
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41. ホルモン-産生部位

  • ガストリン-胃
  • グルカゴン-膵臓
  • エストロゲン-卵巣
  • 成長ホルモン-下垂体前葉
  • アルドステロン副腎皮質
    • 副腎髄質で産生されるのはカテコールアミン ( アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン ) である

42. ビタミン-化学名

  • ビタミンA-レチノール
  • ビタミンB2-リボフラビン
  • ビタミンB12-コバラミン
  • ビタミンC-アスコルビン酸
  • ビタミンEトコフェロール
    • ニコチン酸はビタミンB3である

43. 間質性肺炎の疾患マーカーはKL-6である

  • トロポニンは心筋マーカー ,シスタチンCは腎障害マーカー ,プロカルシトニンは敗血症マーカーである
  • エンドトキシンはグラム陰性菌の細胞壁 ( 外膜 ) に由来する内毒素である

44. 1分間尿量8.0 mL ,尿クレアチニン濃度5.0 mg / dl ,血清クレアチニン濃度0.8 mg / dlのときのクレアチニンクリアランス < CCr > は50 ml / 分である ( 体表面積補正はしない場合 )

  • クレアチニンクリアランス= ( 尿量 / 分 ) ×尿中クレアチニン / 血清クレアチニンで求めることができ ,上記の場合 8.0×5.0 / 0.8=50 mL / 分 となる

45. 細胞小器官-機能

  • 中心小体-有糸分裂の際の紡錘糸の形成に関与
  • Golgi装置-蛋白質の修飾 , 分泌物の形成に関与
  • 滑面小胞体脂質の生合成に関与
  • ライソゾーム-細胞内消化に関与
  • ミトコンドリア-酸化的リン酸化によりATPを産生する

46. 骨髄は上皮組織をもたない

  • 前立腺は円柱上皮 ,鼻腔は多列線毛上皮 ,膀胱は尿路上皮 ,卵管は線毛円柱上皮を有する

47. 膠芽腫は小児より成人で発生頻度が高い

  • 膠芽腫の好発年齢は45~75歳で男性にやや多く ,前頭葉に好発する
  • 肝芽腫・腎芽腫 ( ウィルムス腫瘍 ) ・髄芽腫・神経芽腫は成人より小児で発生頻度が高い

48. 大動脈弓から直接分岐する血管に腕頭動脈左総頸動脈・左鎖骨下動脈がある

  • 左椎骨動脈は左鎖骨下動脈から ,右内頸動脈は右総頸動脈から ,右鎖骨下動脈は腕頭動脈から分岐する

49. H-E染色標本

第61回午後問49画像
  • エオジン好染性の癌真珠は扁平上皮癌に特徴的な組織像である
  • 扁平上皮癌は皮膚 ( 有棘細胞癌:SCC ) ・食道・子宮頸部・気管支などに好発する

50. H-E染色標本

第61回午後問50画像
  • 矢印で示す細胞群 ( ランゲルハンス島 ) のB細胞からはインスリンが分泌される
  • アンドロゲンは精巣や副腎皮質から ,カルシトニンは甲状腺傍濾胞細胞から ,糖質コルチコイドは副腎皮質から ,副腎皮質刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌される

51. 脱灰液として用いる酸には塩酸・ギ酸・硝酸・トリクロロ酢酸などがある

  • 硫酸は組織損傷が強いため ,脱灰には用いられない
  • 中性脱灰法にはEDTAが用いられる

52. elastica van Gieson染色標本

第61回午後問52画像
  • 矢印部分 ( 弾性線維 ) を染色している色素はワイゲルト < Weigert > のレゾルシン・フクシン液である
  • elastica van Gieson染色は弾性線維を黒紫色 , 膠原線維を酸性フクシンにより赤色 , 筋線維や赤血球をピクリン酸により黄色に染め分ける
  • elastica van Gieson染色はワイゲルト < Weigert > のレゾルシン・フクシン液とワンギーソン液からなり ,ワンギーソン液はピクリン酸を含む

53. 組織内構造物-染色法

  • 神経内分泌顆粒-Grimelius染色
  • 胆汁色素-Gmelin法
  • ヘモジデリンBerlin blue染色
  • メラニン色素-Masson-Fontana染色
  • リポフスチン-Schmorl反応
    • Congo red染色はアミロイドを橙赤色に染める

54. 肺病変部の染色標本

第61回午後問54画像
  • Grocott染色されたAspergillus属菌 ( 真菌 ) である
  • Grocott染色ではメセナミン銀液を用いる

55. 免疫組織化学染色で核が陽性になるものにKi67p53がある

  • CD3・HER2は細胞膜が陽性となり ,CEAは細胞質または細胞膜に陽性を示す

56. 腹水細胞診のPapanicolaou染色標本とPAS反応標本

第61回午後問56画像
  • 腺癌である
  • 核が偏在しており ,核小体明瞭 ,細胞質に粘液を含んでおり ,細胞質内の粘液がPAS反応により赤紫色に染色されている
  • PAS反応はグリコーゲンでも陽性となるため ,PAS反応陽性=粘液とはならず ,ジアスターゼ消化試験等をおこない粘液か否かの区別が必要である ( グリコーゲンはジアスターゼ消化試験で消失する )

57. 成人臓器の重量

  • 心臓-200~300 g
  • 右肺-約500 g
  • 肝臓1000~1200 g
  • 脾臓-80~120 g
  • 左腎130~150 g ( 左右とも同じ )

58. 毒物及び劇物取締法

  • キシレン-指定なし ( 政令により劇物に指定されている )
  • エタノール指定なし
  • メタノール-劇物
  • クロロホルム-劇物 ( 特定化学物質第2類物質にも該当 )
  • ホルムアルデヒド-劇物 ( 特定化学物質第2類物質 )

59. 細胞周期でDNA合成がおこなわれるのはS期である

  • 増殖する細胞はG1 → S → G2 → Mの周期を繰り返す

60. 自動血球計数器法で赤血球数偽低値 ,MCV偽高値 ,MCHC偽高値となるのは寒冷凝集素症である

  • 寒冷凝集素症では赤血球凝集により上記の検査結果になりうる

画像の出典:臨床検査技師国家試験 第61回 午後 別冊

■ 続きの解説は《 こちら

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