1. 尿沈渣無染色標本 ( A ) とSternheimer染色標本 ( B )

- この構造物は硝子円柱である
- Aは円柱基質内には有形成分を認めず , Bは円柱基質が濃青色に染色され , 極少量の顆粒状の成分を認めるが顆粒円柱には分類されない
2. 滲出液と漏出液
- LD−漏出液のほうが低い
- 蛋白−漏出液のほうが低い
- 比重−漏出液のほうが低い
- 細胞数−漏出液のほうが低い
- グルコース−漏出液のほうが高い
3. 遺伝形式
- 血友病A−X連鎖潜性 ( 劣性 ) 遺伝
- 糖原病I型−常染色体潜性 ( 劣性 ) 遺伝
- Marfan症候群−常染色体顕性 ( 優性 ) 遺伝
- 遺伝性球状赤血球症−常染色体顕性 ( 優性 ) 遺伝
- フェニルケトン尿症−常染色体潜性 ( 劣性 ) 遺伝
4. 寄生虫
- 広東住血線虫−幼虫移行症として好酸球性髄膜炎を引き起こす
- 東洋毛様線虫−小腸上部に寄生し , 消化器症状を引き起こす
- 日本住血吸虫−皮膚からセルカリアが侵入し , 消化器系を主病変部位としている
- Manson〈 マンソン 〉住血吸虫−皮膚からセルカリアが侵入し , 消化器系を主病変部位としている
- Bilharz〈 ビルハルツ 〉住血吸虫−皮膚からセルカリアが侵入し , 膀胱に寄生して血尿を引き起こす
5. 衛生動物−疾患
- ノミ−ペスト
- ヒゼンダニ−疥癬
- キチマダニ−野兎病
- コロモジラミ−回帰熱 , 発疹チフス , 塹壕熱
- コナヒョウダニ−アトピー性皮膚炎 , アレルギー性鼻炎など
6. クリプトスポリジウムはKinyoun〈 キニヨン 〉抗酸染色が用いられる
- クリプトスポリジウムは酵母との鑑別が重要であるが , Kinyoun染色で鑑別できる
- マラリア , トリパノソーマ , リーシュマニア , ミクロフィラリアはGiemsa染色で検出する
7. 臨床検査の一次分類とそれに含まれる二次分類
- 生化学的検査−−生化学検査 , 免疫化学検査 , 血中薬物濃度検査
- 尿・糞便等一般検査−−寄生虫検査
- 微生物学的検査−−細菌培養同定検査 , 薬剤感受性検査
- 病理学的検査−−病理組織検査 , 免疫組織化学検査など
- 免疫学的検査−−免疫血清学検査 , 免疫血液学検査
- このほか , 血液学的検査の二次分類として血球算定・血液細胞形態検査など , 遺伝子関連検査・染色体検査の二次分類として病原体核酸検査 , 体細胞遺伝子検査などがある
8. 水痘 , 麻疹 , 結核の予防策として医療従事者のN95マスク着用と患者の陰圧個室隔離が挙げられる
- これらに共通するのは空気感染することである
9. 染色法と濃染する部位
- C分染法−セントロメア領域
- G分染法−AT塩基の優位部
- NOR分染法−核小体形成部位
- Q分染法−AT塩基
- 姉妹染色体分染法−姉妹染色体を異なる色で染色し , 構造異常を検出する
10. 標準予防策では汗を除く全ての体液 , 粘液 , 正常ではない皮膚は感染性があるものとして対応する
- 標準予防策は感染症の有無に関わらず全ての患者に対しておこなわれる基本的な感染対策である
11. ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌判定に推奨される検査法として尿素呼気試験や便中抗原検査がある
- ヘリコバクター・ピロリ菌が産生するウレアーゼによって尿素 ( 検査薬:13C-尿素 ) がアンモニアと二酸化炭素に分解されるため , 尿素呼気試験はこの分解された13CO2を検出することを測定原理としている
12. 睡眠時無呼吸症候群
- 肥満に合併することが多い
- 高血圧を合併することが多い
- 無呼吸は仰臥位で起こりやすい
- 簡易PSG検査 ( 簡易終夜ポリソムノグラフィ検査 ) はスクリーニングに有用である
- 睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸指数〈 AHI 〉が5以上を示す
13. 肝硬変
- 血小板数−低下
- アルブミン−低下
- γ-グロブリン−上昇
- 総コレステロール−低下
- コリンエステラーゼ−低下
14. 子宮筋腫
- 良性腫瘍である
- 月経過多をきたす
- 子宮内膜は正常である
- 超音波検査で診断する
- エストロゲンにより増大する
15. 遺伝子−疾患
- BRCA1−遺伝性乳癌卵巣癌症候群〈 HBOC 〉
- MEN1−多発性内分泌腫瘍症1型
- MLH1−大腸癌
- VHL−フォン・ヒッペル・リンドウ病
- APCは癌抑制遺伝子である
16. 臨床検査技師がおこなうことができるものに磁気共鳴画像検査 ( MRI ) , 経胸壁心臓超音波検査 , 運動誘発電位検査の針電極装着 , 直腸肛門機能検査のバルーンへの空気注入などがある
- 運動誘発電位検査の針電極装着 , 直腸肛門機能検査 , 体性感覚誘発電位検査 , 持続皮下グルコース検査が令和3年の法改正で追加された
- 前庭性眼振検査のための冷水注入は臨床検査技師がおこなうことはできない
17. 心周期現象の圧曲線模式図

- 肺動脈圧曲線は④である
- ①は大動脈圧曲線 , ②は左室圧曲線 , ③は右室圧曲線 , ⑤は左房圧曲線である
18. 肢誘導心電図

- I度房室ブロックである
- PR間隔が約0.4秒 ( 正常値:0.12〜0.20秒 ) と延長しておりI度房室ブロックが考えられる
19. 吸気および呼気ともに最大努力で得られたフローボリューム曲線

- V25〈 FEF75 〉は④である
- ①はPEF〈 最大呼気流量 〉, ②はV75〈 FEF25 〉, ③はV50〈 FEF50 〉, ⑤はPIF〈 最大吸気流量 〉である
※ 解複数 ( 選択肢を1つ選ぶ問に対して解が2つ ) の問題
20. 開放回路法による機能的残気量測定と1回呼吸法によるクロージングボリューム測定では測定に100%酸素を使用する
- 最大酸素摂取量測定と呼気一酸化窒素濃度測定は呼気ガス分析であり , 測定に際して特別なガスは不要である
- 1回呼吸法による肺拡散能測定は四種混合ガス ( CO , He , O2 , N2 ) を用いる
画像の出典:臨床検査技師国家試験 第71回 午後 別冊
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