21. 健常者の尺骨神経でおこなった逆行性記録法による感覚神経伝導検査の記録波形を示す.

- 感覚神経活動電位〈 SNAP 〉の振幅が刺激部位によって図示するように低下する機序は位相相殺と生理的な時間的分散である.
- 刺激部位が手関節から肘下 , 肘上 , 腋窩と近位になるほど振幅が低下している
- 伝導距離が長くなるほど波形の重なりが崩れて位相相殺が生じ振幅が小さくなる
- 感覚神経活動電位は複合筋活動電位より持続時間が短く , 神経線維間の伝導速度差による生理的な時間的分散の影響を受けやすい
22. MRI検査の撮像法−脳脊髄液を撮影したときの信号の強さ
- FLAIR−低信号
- T1強調画像−低信号
- T2強調画像−高信号
- 拡散強調画像−低信号
- プロトン密度強調画像−中等度信号
23. 肢誘導心電図

- 心室期外収縮を認める
- P波を認めず幅広いQRS波が早期に出現していることから心室期外収縮が考えられる
24. ヘモグロビン酸素解離曲線
- 横軸はPaO2である
- 縦軸はSaO2である
- 体温上昇で右方偏移する
- アルカレミアで左方偏移する
- 右方偏移すると末梢組織での酸素放出が増える
25. 慢性閉塞性肺疾患は1秒率の低下を特徴とする
- 肺水腫 , 肺切除後 , 間質性肺炎などの拘束性換気障害が主体となる病態では肺活量の低下を特徴とする
26. 過呼吸賦活法開始前の脳波と開始2分後の脳波

- build upが考えられる
- build upは過呼吸賦活による脳血流低下に伴って徐波化と振幅増大を示す現象である
27. 健常者の睡眠ポリグラフィ〈 PSG 〉所見−睡眠ステージ
- K-複合−ステージ2
- 紡錘波−ステージ2
- 高振幅徐波−ステージ3
- 急速眼球運動−ステージレム
- オトガイ筋表面筋電図振幅の上昇はノンレム睡眠時にみられる
28. 総頸動脈の超音波像

- 内中膜複合体厚〈 IMT 〉は③の上縁から②の下縁である
※ 正答なしの問題
29. 細胞内小器官−主な機能
- 核−遺伝情報の保持
- 中心体−紡錘体の形成
- ゴルジ装置−糖鎖の付加
- リソソーム−細胞内消化
- ミトコンドリア−ATP産生
30. グリコーゲンを貯蔵する主な組織に筋肉や肝臓がある
- 筋肉内のグリコーゲンは筋収縮の主要なエネルギー源として消費され , 肝臓内のグリコーゲンは血糖の維持に利用される
31. ホルモン−測定試料
- ACTH−血漿
- ADH−血漿
- BNP−血漿
- PTH−血漿
- TSH−血清
32. 500 nmの余色 ( 補色 ) は赤色である
- 吸収波長が500 nmの物質は赤色に見える ( 500 nmの波長の光は青緑色で , その余色は赤色 )
33. アンモニア
- 肝臓で無毒化される
- アミノ酸の分解や腸内細菌によって生成される
- 血漿中ではグルタミン酸などと結合して存在する
- 比色法 ( 藤井奥田法変法 ) によって測定される
- 臨床検査ではアンモニア窒素濃度として表示する
34. 脂質代謝
- コレステロールは胆汁酸の原料となる
- リン脂質は細胞膜の構成成分である
- 血漿中のコレステロールはエステル型が多い
- 血漿中の遊離脂肪酸はアルブミンと結合している
- トリグリセライドはカイロミクロンの主要な脂質である
35. 日本臨床化学会〈 JSCC 〉勧告法による酵素活性測定で340 nmの吸光度増加を測定する酵素にCKやLDがある
- ASTとChEは340 nmの吸光度の減少を測定する
- ALPとγ-GTは可視光領域の吸光度の増加を測定する
36. ビタミン−溶性
- チアミン−水溶性
- コバラミン−水溶性
- リボフラビン−水溶性
- アスコルビン酸−水溶性
- カルシフェロール−脂溶性
37. 電極−測定対象
- ガラス−ナトリウム
- クラウンエーテル−ナトリウム
- 酵素−グルコース
- 第4級アンモニウム塩−クロール
- バリノマイシン−カリウム
38. アルブミン
- 血清中濃度は座位よりも臥位で低くなる
- Rapid Turnover Protein〈 RTP 〉には分類されない
- 尿中微量アルブミン濃度は免疫法で測定する
- ブロムクレゾールグリーン〈 BCG 〉法はα-グロブリンとの反応性が高い ( 交差反応 )
- ブロムクレゾールパープル〈 BCP 〉改良法が血清中濃度測定で使用されている
39. 疾患・病態−血漿カルシウム値とPTH値
- 慢性腎臓病−カルシウム低値 , PTH高値
- 悪性腫瘍の骨転移−カルシウム高値 , PTH低値
- ビタミンD欠乏症−カルシウム正常 ( 軽度の欠乏 ) 〜低値 ( 重度の欠乏 ) , PTH低値
- 偽性副甲状腺機能低下症−カルシウム低値 , PTH高値
- 原発性副甲状腺機能亢進症−カルシウム高値 , PTH高値
40. 脳性ナトリウム利尿ペプチド〈 BNP 〉
- 血管を拡張させる
- 心室で合成される
- 32個のアミノ酸で構成される
- ナトリウムの再吸収を抑制する
- 採血後の血漿中濃度は室温では不安定 ( 徐々に低下する ) である
画像の出典:臨床検査技師国家試験 第72回 午後 別冊
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