臨床検査技師国家試験の勉強以外にも言える話ですが、復習はめちゃくちゃ大事です。
資格勉強において過去問をやるなり、一通り知識を詰め込んだ後の
復習>>新しい知識を得ること
だと言い切れます。
もちろん新しい事を覚えることも大切ですが、それはこれまで得た知識の復習をしっかりおこなった上での話です。
人間の短期記憶の保持期間は意外と短いということはすでに証明されています。
エビングハウスの忘却曲線がそれです。
記憶の保持期間を無視して今まで得た知識を復習せずにどんどん先に進めても無意味です。復習せずに先に進めてもすぐに忘れてしまい、勉強の効率も悪くなります。
復習をしっかりする人としない人の違い
復習をせずに先に先にと勉強を進めていった結果
- すぐに忘れてしまう ( 勉強しても得点に繋がらない ) 自分自身に嫌気が差して勉強自体が嫌になる
復習をしっかりして勉強を進めていった結果
- 覚えた知識を使って問題が解けた成功体験?のようなものの積み重ねが楽しくなり、 勉強を自ら進んでやれるようになる
この違いはこれまで得た知識をしっかり復習しているかどうかです。
「 自分は地頭がよくないし、勉強なんか嫌い。地頭がいいやつは楽そうでいいよな、、、」
↑ 頭が良いから勉強ができる、頭が良くないから勉強ができない ( 諦める )
という考えは捨てた方がいいです。
一部の天才と言われる人間を除いて、みんな同じです。勉強ができる人は脳が2つあるのでしょうか?腕が3本あるのでしょうか?勉強ができない人は脳の一部が無いのでしょうか?違いますよね。
勉強において
“頭がいい” “頭がよくない”の違いはやり方 ( 勉強の進め方 ) が違うだけです。
資格試験ではなぜ復習が大切なのか?
臨床検査技師国家試験は類似する問題が毎年出題されているからです ( ※ ) 。
そのため、一つ一つの知識を固めて取りこぼしのないようにしなければなりません。
勉強したとしても忘れてしまっていたり、記憶が曖昧だと得点には繋がりません。
類似する問題が毎年出題されるという点においてはほぼ全ての資格試験に言える事です。
※ 国試に出ている箇所は臨床検査技師の業務をおこなう上で特に外せない重要な事柄とされているものが多いので、毎年コロコロ変わっていたらそもそもおかしいのですが…
おすすめの具体的な復習方法
効率を考えてインプットとアウトプットを並行していく
臨床検査技師国家試験の問題は午前と午後を合わせると200問です。
例えば、これを初見で順番に覚えていって100問目まで来たとします。
するとどうでしょう?前半に覚えたことは忘れていることに気がつくはずです。
これでは効率が悪いです。
これを防ぐには10問暗記 ( インプット ) したら、また1問目まで戻ってアウトプット、その次11問目から20問目まで暗記、でまた1問目 ( 11問目からじゃなく1問目からです ) から20問目までアウトプットする、、、と繰り返していって下さい。
三歩進んで二歩下がるみたいなイメージで進めていったらOKです。
午前と午後を合わせて200問目まで到達したら、次はもう一度、午前の1問目から午後の100問目までぶっつづけで200問復習して下さい。
これで1クールです。忘れていた箇所はピンポイントでさらに復習です。
覚えたてのときは1つ間違ったら一番最初まで戻るというのもいいかもしれません ( プラスミド はやっていました ) 。
このように覚えていくことで知識の定着率が圧倒的に違います。
これが復習です。はじめは出来るだけ短い期間 ( 時間 ) でかつ少ない問題数 ( 上記の例なら10問づつ ) で繰り返すことが重要です。
実際にやってみると分かると思いますが、この方法は、なかなか前に進まないため最初は時間がかかり、かなりイライラします。が、諦めずに実践して下さい。
こうすることで知識が確実に身についていき、1クール終わる頃にはそれを実感できるはずです。
繰り返す事で復習のスピードもどんどん早くなっていきます。
余談ですが、プラスミドは復習にかかる時間をメモ ( “第60回 : 40分”のような感じ ) しておき、空き時間にちょうど良い時間のものを復習するというような事をしていました。
まとめ
この時期 ( 国試まで後2カ月もない ) は特に復習に力を入れたほうがいいと思います。
今年から国試勉強を始めるぜ!!という方 ( ちょっと遅くないか?! ) もいると思いますが、そういった方はインプットとアウトプットを並行して過去問のみに絞って勉強を始めてください。
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復習は本当に大事です!!!!!マジで
勉強に限らずですが、やり方を工夫するだけで結果が全然違う事っ