第63回 ( 2017年 ) AM41~AM60

臨床検査技師国家試験第63回 ( 2017年 )
スポンサーリンク

41. 骨芽細胞の増殖で血中濃度が上昇するのはオステオカルシンや骨型アルカリホスファターゼなどの骨形成マーカーである

  • デオキシピリジノリン・Ⅰ型コラーゲン架橋C-テロペプチド・Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド・酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ活性は骨吸収マーカーである

42. Addison病で高値を示すのはACTH血清カリウムである

  • Addison病は副腎皮質機能低下症である
  • 血清ナトリウムは低値となる

43. 間質性肺炎のマーカーはKL-6である間質性肺炎のマーカーはKL-6である

  • トロポニンは急性心筋梗塞 ,シスタチンCは腎機能障害の指標 ,プロカルシトニンは敗血症マーカー ,心臓型脂肪酸結合蛋白 ( H-FABP ) は心筋マーカーである

44. ミトコンドリア分画に存在するアイソザイムはASTである

  • LD・アミラーゼ・コリンエステラーゼ・アルカリホスファターゼは細胞質上清分画に存在する

45. H-E染色標本

第63回午前問45画像
  • 粘膜と固有筋層をみる尿路上皮細胞の組織像であり ,尿管である

46. 思春期以降の胸腺は萎縮する ( 生理的萎縮 )

  • 授乳期の乳腺・高齢者の前立腺 ( 前立腺肥大症など ) ・腎摘出後の残存腎・スポーツ選手の心臓では肥大が起こる

47. 膵癌

  • 予後不良である
  • 早期発見が難しい
  • 男性にやや多い
  • 浸潤性膵管癌が多い
  • 肝臓への血行性転移が多い

48. 大腸癌

  • 高~中分化型腺癌が多い
  • S状結腸と直腸に好発する
  • 大腸腺腫症で好発する
  • 小腸癌より発生頻度が高い
  • Borrmann分類を用いるが早期癌は対象としない

49. 中和操作を要する脱灰法・脱灰液として電気脱灰法プランク・リクロ < Plank-Ryuchlo法 > などがある

  • プランク・リクロ < Plank-Ryuchlo法 > では塩酸が用いられているため ,脱灰操作後に5 %硫酸ナトリウムなどに浸ける中和処理が必要となる

50. ミクロトームの刀台でおこなう操作として逃げ角の設定 ( 2~5 °) と引き角の設定 ( 滑走式:45~60 ° 回転式:90 ° ) がある

51. 術中迅速組織標本作製法

  • 急速に凍結する
  • 凍結用包埋剤を用いる
  • 脂肪組織は薄切しにくい
  • H-E染色をおこなう
  • クリオスタットの庫内温度は約-25 ℃である

52. 大腸癌の特殊染色標本

第63回午前問52画像
  • ビクトリア青染色とH-E染色の重染色で弾性線維を染め上げて脈管侵襲を観察する

53. 腎臓の特殊染色標本

第63回午前問53画像
  • PAM染色 ( メセナミン銀による鍍銀染色 ) は糸球体基底膜肥厚やメサンギウム細胞増加の程度を観察できる
染色法用いる銀液
Grimelius染色 ( 神経内分泌細胞の染色 )
Kossa反応 ( 石灰化の証明 )
硝酸銀液
Masson-Fontana染色 ( 内分泌細胞の染色 )
渡辺の鍍銀法 ( 細網線維の染色 )
アンモニア銀液
Grocott染色 ( 真菌の染色 )
PAM染色 ( 糸球体基底膜の染色 )
メセナミン銀液
Bodian染色 ( 神経原線維の染色 )プロテイン銀液

54. 免疫組織化学的マーカー

  • AFP-肝細胞癌など
  • CA125-卵巣癌
  • CEA-大腸癌など
  • c-kit-消化管間質腫瘍 ( GIST )
  • S100蛋白悪性黒色腫

55. 膵臓の透過型電子顕微鏡写真

第63回午前問55画像
  • 矢印で示されているのはミトコンドリアである
  • ミトコンドリアは筋細胞や神経細胞 ,尿細管上皮細胞で発達している

56. 悪性腫瘍細胞の特徴

  • 核形不整
  • 核小体明瞭
  • 核の大小不同
  • 核クロマチン増量
  • 核と細胞質の面積比 < N / C比 > の増加

57. Papanicolaou染色標本における扁平上皮癌の細胞学的特徴として光輝性の黄色細胞質がある

  • 粘液産生・腺腔様構造・立体的な重積性集塊は腺癌細胞の特徴である
  • 細顆粒状のクロマチンは種々の組織型で観察されるが ,扁平上皮癌のクロマチンは粗大・濃縮の傾向がある

58. 病理解剖時に摘出された臓器の肉眼写真

第63回午前問58画像
  • 脾臓の肉眼写真である
  • 脾臓の重量は約80~120 gである

59. エリスロポエチンは腎臓で産生される

  • インターロイキン-3はT細胞 ,顆粒球コロニー刺激因子は血管内皮やマクロファージなど ,単球マクロファージコロニー刺激因子は内皮細胞や単球など , トロンボポエチンは主に肝臓で産生される

60. 活性化プロテインCは第Ⅴ因子を失活させる

  • 活性化プロテインCはプロテインSを補酵素として活性化第Ⅴ因子 , 活性化第Ⅷ因子を失活させる
  • プロテインCとプロテインSはビタミンK依存性凝固制御因子である

画像の出典:臨床検査技師国家試験 第63回 午前 別冊

■ 続きの解説は《 こちら

タイトルとURLをコピーしました